電気温水器が故障する前に早急にタンク内の洗浄を行うべき解りやすい場合をご紹介します。
まず、井戸水をご使用されてる場合に多いのですが、温水器上部からの排水をする菅に下の画像のように付着物が確認できるときです。この付着物は水に含まれているカルシウム成分やマグネシウム成分、ミネラル、バクテリアなど(これをスケールと呼びます)です。
スケールの種類です。


上の画像の様な状態になりますと、パイプ内も詰りがひどく交換した方が良い場合が多いので、交換しました。

タンク内の水(湯)を抜いてヒーターを取り外します。 ヒーターにもびっしりと付着物(スケール)が確認できます。この場合はヒーターがスケールによる外装部のステンレス部と内部のニクロム線にダメージを与えられ、故障していました。

取り出したヒーターです。 取り出すときにひっかかりがひどくてかなりスケールを落としましたが、これだけまだ付着してます。

こちらが新品の状態です、違いがハッキリわかります。

さてタンク内にかなりの量のスケールが残っています。 これを取り除かないとまたすぐにヒーターに付着してしまいます。

タンクには大きな口はヒーター固定部しかなく、人の手が入るか入らないかの微妙な大きさなので掃除機を使用して中のスケールを吸い出します。

タンク内の洗浄が終了した状態です。

さて、洗浄する頻度ですが、水質によりかなり違います。 条件によりますが1年に1度伺っているお客様もおりますし、3~5年で伺うお客様もおります、全く問題ない場合もございますので、排水パイプにご紹介した画像のような痕跡がないか一度ご確認ください。
また消費電力が上がり電気代が増えた場合もスケールがヒーターにつき水に熱が伝わりにくくなっている可能性がありますので、洗浄と点検をご依頼ください、よろしくお願い致します。
他にも
電気温水器の洗浄案件がございますのでご参考にしてください。